株式会社電話放送局
株式会社電話放送局(DHK)は、音声コミュニケーションを創造するサービス「DHK Cloud」を提供している。IVR(自動音声応答)システム開発を専業にする、IT企業です。
IVRは、顧客からの電話による問い合わせに、音声案内によって自動的に応答を行う、誰でも使ったことがある馴染みのシステム。
電話を着信するとあらかじめ録音された音声ガイダンスが流れ、電話をかけた人は必要な情報を数字ボタンを押して通知します。
当社は、IVRサービス専業企業として独自のサービスを展開し、コールセンター業務を中心とした自動化に長年貢献してきました。
専門性を武器に電話業界の業務のみならず、電話というチャネル特性を活かしたサービス開発や課題解決を手掛けています。
3つのセンターで5000回線を運用。IVR専業では最大規模です。
プッシュ型の標準的な「自動受付IVR」のほかに、音声認識で入力操作できる対話型IVR「ロボット自動受付」や受付内容や設定内容の変更をSMS(ショートメッセージ)で送信したり、Webサイトへ誘導したりもできます。クライアントの要望に合わせて、自在にカスタマイズして提供しています。
2022年7月、IVRの機能を組み合わせることで、自由自在に設定できるGUI提供型IVR「DHK CANVAS」をリリースしました。
このサービスを利用すれば、将来的に受付内容を変更する企業にとっては、自社で自由に編集することができるようになります。
ノーコードで簡単に設定できるGUIを提供し、ドラッグ&ドロップでコールフローをユーザー自身で設定可能です。
従来のIVRは、専用のプログラムを必要とするため、要件変更のたびにヒアリングしてエンジニアがコーディングしていました。DHK CANVASを使えば、コールフローの変更、音声合成による音声作成など、今まで依頼していた内容をユーザー側でいつでも変更できるので、今まであきらめていた急な内容変更も可能になり、都度発生していた依頼費用も削減できます。
常にユーザー目線で新たなソリューション開発にチャレンジしています。
- 事業内容
-
・IVR(自動音声応答)システムを用いたクラウドサービス事業
・IVRを中心としたCTI機器システム販売事業
・ITコンサルタント事業
・ソフトウェア、ソリューション開発事業
・SMS(ショートメッセージ)送信サービス事業
【顧客】
業種・業界を問わず、電話にて自動化や効率化、サービス連携が可能な業務をおこなっている企業を対象にしています。 - 本社所在地
-
大阪府大阪市北区西天満4-8-17 宇治電ビルディング 5F
- 代表者氏名
- 代表取締役社長 森 正行
- 設立年月
- 1996年11月
- 従業員数
- 35名(2024/07現在)
- 平均年齢
- 37歳(2024/07現在)
- 資本金
- 7,900万円
- 株式公開
-
未公開
- 外部資金/調達額
- 主要株主
- 拠点・関連会社
-
・東京支店
〒136-0075
東京都江東区新砂1-6-35
JMFビル東陽町02 7F - 主要取引先
-
大阪ガス
NTTコミュニケーションズ
KDDI
ソフトバンク
Coltテクノロジーサービス
他テレマーケティング会社多数(敬称略・順不同) - 事業概況
-
1978年に転送電話の販売会社としてスタートした電話放送局は、1991年にUNIX系IVR「EOS(200回線)」を日本で初めて導入したり、日本初の24時間センターを構築したり、電話でインターネット上の情報を聞くサービス「ボイスポータル」を日本で初めて開設したりと、電話放送局はIVRのパイオニア兼リーディングカンパニーとして業界を牽引してきた歴史を持ちます。
当社はクラウドサービスベンダーです。社名から電話関係の業者と思われがちですが、電話チャネルを接点とした業務ソリューションやエンターテイメント系のサービスも提供しています。自動応答にはAIの技術が活用できますし、近未来ではメタバースと電話をリンクさせるような新しいアプローチビジネスも可能だと考えています。最新のIT技術と組み合わせでできることもたくさんあります。IVRシステムの裏側の技術は完全にITテクノロジーで、社員の半数がエンジニアです。
当社はエンジニアの技術習得を強力にバックアップしています。
本業に直結しなくても、会社の将来を見据えて技術を取得するのもOK。もちろん費用は会社が負担します。
技術習得はチームで動くことを推奨しています。興味がある技術を勉強するなら、誰かを巻き込んで一緒にすれば、社内の技術アセットが高まります。活動内容を社内に向けて発表すれば、奨励金も支給しています。資格取得では、受験費を会社が全額負担。何度チャレンジしても会社が負担します。資格を取得したら、一時金ではなく資格手当として月給に組み込みます。人事考課だけでなく、資格を取得することでも年収アップが狙えます。中途入社の人材も入社前に取得した資格に対して資格手当が付きます。
順調に業績を伸ばしており、社員約35名で売上高は15億円近く。
同社の利益率は業界内でも高水準で、社員にも積極的に還元しています。
社員の平均年収は800万円を超えており、IVR業界でも高い水準だと自負しています。
賞与は通常年に2回ですが、夏・冬に加え、決算賞与という形で春に3回目も支給しています(10年連続)。
電話の通信インフラがIPへ完全に移行するタイミングにきています。当社もIPへの移行を機に新しいミドルウェアの更改や新機能開発に取り組んでいます。そのためにも、各得意分野を担うエンジニアの増員が必要です。
ミドルウェアチームだけでなく、サーバ・ネットワーク構築、クライアント要望に合わせてIVRをカスタマイズするチーム、サービスの運用・監視業務を手掛け、お客様対応するオペレーションチームと、すべての部署でエンジニアの増員を予定しています。IVRシステムという「電話チャネル」を活用した新しいサービスを一緒に生み出す、ITエンジニアを求めています。 - 事業構成比
-
・クラウド(IVR、WEB、SMS)サービス事業 :99%
・保守、その他:1%