株式会社ゼンリンデータコム

ゼンリンデータコムは、位置情報付コンテンツや地図情報を活用して、良質なサービスをリアルタイムに提供することで新たな行動の喚起や業務の効率化を促進し、ひとりひとりの豊かな生活に貢献することを目的として、「ネットサービス」、「モバイルサービス」、「ITS」の3つの領域で事業を展開しています。

最大の強みは、日本最大手の地図データ提供会社であるゼンリンが持つ、革新的な地図コンテンツを柔軟に活用したサービスを提供できること。特に、スマートフォン、タブレットに代表されるモバイル分野における開発力、他の分野への展開力は日々進歩を続けています。

また、その中で培い、磨いた知見を胸に進出したグローバル市場においても、当社の知名度は高まっております。世界各国のトップベンダーにも「あらゆるフォーマットの地図データに対応し、ハイレベルなサービスを開発できる」という評価をいただいています。

当社では新技術を積極的に導入しており、映像から地図をつくる技術などの最先端のサービスや技術に触れられるため、エンジニアとしての醍醐味を味わえる環境です。日本を代表する企業様と一緒に働ける機会もあり、大変貴重な経験も得られます。デジタルの次なるステップを一緒に考え、つくり上げていく新たな仲間を募集中です。

エンジニアは、親会社ゼンリンの地図データを活用したさまざまなサービス（運送会社や通信会社様向けのプロダクト開発、自動運転、ドローンの飛行ルート検索など）を開発したり、そのサービスを支えるインフラ構築などに携わります。

◆アプリケーションの設計・開発
大手自動車メーカー様、通信事業者様、高速道路運営事業者様をはじめとする法人様、個人のスマホユーザーに対してゼンリンデータコムが提供するアプリケーションの開発です。入社後は企画・設計・プログラミング業務を担当してSEとしてのスキルを高めていただきます。一定の経験を積んだSEの多くは、外部の協力会社と社内の開発チームをコントロールしながらマネジメントスキルを磨いていきます。自動車メーカー様向けのプロジェクトでは海外の協力会社に設計・開発を委託することも多いので、語学力は大きな強みになります。

◆インフラの構築・運用・管理
サーバとネットワーク機器の調達・設置、ハードウェア／ソフトウェアの導入・設定、保守・メンテナンスに至るまで、インフラ回りのすべてに精通するエンジニアです。 ゼンリンデータコムが展開しているすべての事業に係わり、日本全国のデータセンターで“絶対に止めてはならない”システムを守るという意味では、まさにビジネスの根幹を支える仕事といえます。また、地図データの提供先であるゼンリンと連携し、新規開通道路や新規オープンした建物などを即日反映させるためのメンテナンスをおこなうことも大きな使命のひとつです。 これらの道路や建物はユーザーからの関心も高いため、多くのユーザーの目にふれることとなります。またいち早くこれらの情報に接する機会も多いので、大きなやりがいを感じてもらえると思います。

◆いつもNAVI API／SDK：国内最大手の地図情報企業ゼンリングループの地図API
安心で快適なモビリティ社会の実現に向けて、自動運転・車両運動制御のための統合制御ソフトウェア開発をおこなっている株式会社J-QuAD DYNAMICS様。自動運転等の車両走行シミュレーションに欠かせない地図情報を取得するために、『いつもNAVI API』を導入いただきました。

シミュレーション上に実世界に近い道路環境を再現したいという目的で、車両運動制御に関する設計、シミュレーションができるMATHWORKS社の「MATLAB®」と連携して活用しています。「MATLAB®」上で『いつもNAVI API』を使って取得した道路データを、車両の走行や交通流をシミュレーションするソフトにインポートして利用してます。

導入後には「道路標高情報の取得により、橋やトンネル、高速JCTのシュミレーションが可能になった」「実車評価の半分以下の時間でシミュレーションでき、人的負担が大幅に軽減された」などの喜びの声をいただいており、自動運転の未来を創ることに貢献しています。

◆混雑統計：人流変化をGPS位置情報で高精度解析
神奈川⼤学、Avintonジャパン、横浜観光コンベンション・ビューローの3者が組み、神奈川県横浜市みなとみらい地区の観光活性化をテーマにした観光プラットフォームプロジェクトが始動。 観光課題を明確にするために、『混雑統計®』を導入いただきました。

人流データを活用することで、実際に横浜みなとみらいを訪れている⼈がどのように動いているのか、⾏動しているのかを確認し、分析しています。人流データのダッシュボードから、みなとみらいを観光する⼈たちは、横浜駅からの移動が多いことがわかりました。横浜駅からみなとみらいはかなり距離があって、「MARK IS みなとみらい」までは1.5キロ、徒歩で10分ほど、「⾚レンガ倉庫」までだと2.6キロで徒歩約30分かかります。

かなり距離があるのですが、⼤体徒歩で移動していることが独⾃アンケート調査からわかっていたので、観光の課題はモビリティと考えました。レンタル⾃転⾞だったり、電動キックボードだったり、もちろんバスも含め、観光客の移動手段に注⽬して、今後も研究を進めていきます。

◆GoogleMapsPlatform：Googleが提供するWeb地図配信サービス（API）
企業の配送物をマッチングする法人向けのPickGo for Businessに加え、2020年4月からフリーランスのドライバーや二輪車パートナーと個人の方をマッチングさせ、食料品や日用品などの買い物を届けたり、テイクアウト予約した品物を代わりに受け取って届けたりといったサービスも展開しているCBcloud株式会社様。
「ルーティング機能」ではGoogle独自の渋滞情報を考慮し、複数の経由地を含む始点終点間の道順を計算するDirection Advanced API（Google Maps Platform）を利用しています。

また、お客様が記載する配送先住所は表記にゆらぎがあり、正確であるとは限りません。Geocoding APIを利用することで、記載された住所を緯度経度に変換するとともに、ある程度の割合で住所のゆらぎを吸収できます。また、住所を特定できない場合でも、緯度経度の精度レベルの情報が返ってきます。サービス側で緯度経度の精度レベルに応じた対応を取ることが可能なため、重宝している機能の1つです。