株式会社フーディソン
◆食の世界にイノベーションを
株式会社フーディソンは13年4月に設立。代表が被災地の三陸海岸を訪れたことをきっかけに水産業界の疲弊した現状を知り、一次産業の構造を変えるべく立ち上げました。まずはその第一歩として最もマーケットとして魅力がある水産分野をターゲットに水産流通プラットフォーム運営を行っています。水揚げしてからエンドユーザーの胃袋に入るまでを対象にした新たなプラットフォームをITを活用して構築する為に、3つの事業を運営しています。
1つは「sakana bacca(サカナバッカ)」という鮮魚専門店での小売事業。もう1つは飲食店の食材調達をサポートする「魚(うお)ポチ」による卸売事業です。
そして最後に「フード人材バンク」という、スーパーマーケットや小売店、飲食店向けに人材の紹介事業を行っています。
この3つを事業ベースにして、サプライヤーと最終消費者をつなぐプラットフォームを構築しています。
◆業界の課題解決と発展に貢献
水産業界は巨大な産業ですが、内部は驚くほどアナログな手段が使われ続けています。魚が水揚げされてから市場に並ぶまでの連絡手段は電話やFAX。データがシームレスにつながっておらず、流通全体の生産性を高める役割を果たしていません。そのような状況で、水揚げされた魚の情報が消費者まで正しく伝わらない。多くの魚を取り扱えないなどの不都合が生まれ、魚食の文化が廃れていくという悪循環に陥っていると考えています。弊社はIT技術を利用して、それらの不都合を解決しています。内部に入り込み、ちょっとしたサービスを開発することで、劇的に業務が効率化したり取扱い高が増えることを見てきました。
◆ビション2023の実現へ向けて
現在会社に関わっているのは約70名、それぞれ魚屋、卸、産地プロモーションと幅広い事業に携わっています。弊社は普遍的な価値観であるミッションと、それに創業から10年という時間軸をもたせた「ビジョン2023」を重視しています。「ビジョン2023」の実現に向けて各自が裁量をもって業務にあたっています。当社の取り組む事業領域では、過去に正解を導き出した会社は存在していません。ベンチマークする競合企業もいない状況です。したがいまして、業務は自ら仮説を立てて、それを検証することを繰り返しています。
- 事業内容
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・ITを活用した水産流通プラットフォームの運営
・鮮魚専門店「sakana bacca(サカナバッカ)」の運営
・飲食店向け卸売サービス「魚(うお)」ポチの運営
・フード業界に特化した人材紹介業「フード人材バンク」の運営 - 役員略歴
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代表取締役CEO 山本 徹
1978年生まれ。北海道大学工学部卒業後、2001年4月大手不動産デベロッパーに入社、2002年10月合資会社エス・エム・エス入社後、組織変更に伴い、株式会社エス・エム・エスの取締役に就任。創業からマザーズ上場まで経験。2011年6月、第二創業として株式会社セブンシーズを設立し代表取締役に就任。震災からの復興を目的とした事業を運営。自治体等を中心に実績多数。2013年4月、第三創業として株式会社フーディソンを設立し、代表取締役に就任。水産業界にイノベーションを起こすべく事業運営中。 - 本社所在地
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東京都中央区勝どき3-3-7 ケンメディアビル5階
- 代表者氏名
- 代表取締役CEO 山本 徹
- 設立年月
- 2013年04月01日
- 従業員数
- 154名(2019/10現在)
- 平均年齢
- 33歳(2017/10現在)
- 資本金
- 2億5,000万円
- 株式公開
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未公開
- 外部資金/調達額
- 主要株主
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・山本徹
・REAPRA Ventures Pte Ltd
・グローバル・ブレイン5号投資事業有限責任組合
・三菱UFJキャピタル5号投資事業有限責任組合
・谷村 格(エムスリー株式会社 代表取締役社長)
・電通デジタル投資事業有限責任組合
・株式会社ミロク情報サービス - 拠点・関連会社
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・株式会社フーディソン大田(100%子会社 大田市場仲卸業務)
- 事業構成比