ワーシャルフロイド法の実装 Go編(paizaランク A 相当)
問題にチャレンジして、ユーザー同士で解答を教え合ったり、コードを公開してみよう!
問題
下記の問題をプログラミングしてみよう!
1, ..., N の番号がついた N 個の頂点とそれらをつなぐ枝からなる有向グラフを考えます。ただし、自己ループと多重辺は考えません。
M 本の重み付き有向枝が与えられます。その後、Q 個の頂点の組 (d,e) が与えられます。各組について、頂点 d を出発し、頂点 e へ向かう経路の最短距離を出力してください。
なお、各頂点間の最短距離はワーシャルフロイド法を利用して求めてください。
ワーシャルフロイド法は、
3 つの頂点 (始点、経由点、終点) を選んで、(始点 → 経由点 → 終点) の最短距離が
現在の (始点 → 終点) の最短距離より短ければ、その距離を新たに (始点 → 終点) の最短距離とする
という操作を、すべての組み合わせについておこなうアルゴリズムです。
ただし、経路(枝の集合)の距離とはその経路を構成する枝の重みの和とします。ある頂点からその頂点自身へ移動する場合は、その区間の重みを 0 とします。また経路が存在しない場合は、その距離を
999
としてください。
ヒント
- 各頂点間の距離を保持するには、二次元配列を使いましょう。そしてその初期値は、前問で扱った隣接行列とすると良いでしょう。
- 3 つの頂点のすべての組み合わせを調べればいいため、3 つのループでの実装が可能です。
- どの順番で頂点の組み合わせを調べるかが重要です。
- 入力される値
-
N M Q
a_1 b_1 c_1
...
a_M b_M c_M
d_1 e_1
...
d_Q e_Q
- 1 行目に、頂点の個数を表す整数 N と、枝の本数を表す整数 M と、頂点の組の数を表す整数 Q が与えられます。
- i + 1 行目に枝 i を表す整数の組 (a_i, b_i, c_i) が与えられます。枝 i は、頂点 a_i から頂点 b_i に向かう枝で、その重み(距離)は c_i です。(1 ≦ i ≦ M)
- j + M + 1 行目に、頂点の組 (d_j, e_j) が与えられます。(1 ≦ j ≦ Q)
入力値最終行の末尾に改行が1つ入ります。
文字列は標準入力から渡されます。
標準入力からの値取得方法はこちらをご確認ください
- 期待する出力
合計 Q 行出力してください。i (1 ≦ j ≦ Q) 行目には、始点 d_j から終点 e_j までの最短距離を出力してください。
また末尾に改行を入れ、余計な文字、空行を含んではいけません。
- 条件
-
すべてのテストケースにおいて、以下の条件をみたします。
- 入力はすべて整数
- 2 ≦ N ≦ 100
- 1 ≦ M ≦ N × (N - 1)
- 1 ≦ Q ≦ 100
- 1 ≦ a_i, b_i ≦ N (1 ≦ i ≦ M)
- a_i ≠ b_i (1 ≦ i ≦ M)
- 1 ≦ c_i ≦ 10 (1 ≦ i ≦ M)
- 同じ頂点の組(順序組)は 2 回以上入力されない
- 1 ≦ d_j, e_j ≦ N (1 ≦ j ≦ Q)
- 入力例1
-
3 6 3
1 2 10
2 1 1
1 3 2
3 1 3
2 3 4
3 2 1
1 2
3 2
3 1
- 入力例2
-
5 7 5
1 2 4
1 3 9
2 4 1
4 5 3
5 2 3
3 4 2
1 4 6
2 1
5 4
3 5
1 2
3 2
- 入力例3
-
5 4 1
1 3 1
3 5 1
5 4 1
4 2 1
1 2
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