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ハッシュテーブルを使おう(オープンアドレス法) (paizaランク B 相当)

問題にチャレンジして、ユーザー同士で解答を教え合ったり、コードを公開してみよう!

問題

下記の問題をプログラミングしてみよう!

データのハッシュ値を添字として用い、データを表に格納するデータ構造をハッシュテーブルと呼びます。このデータ構造には、データの挿入や検索が O(1) でおこなえるという利点があります。

ハッシュテーブルの最もシンプルな実装は、以下のようなものです。

・ 前準備
ハッシュ関数と、配列を用意する (ハッシュ関数の出力の範囲が、配列の添字の範囲に収まるように)

・ データの挿入
データのハッシュ値を計算し、その値を添字として配列にデータを格納する

・ データの検索
データのハッシュ値を計算し、その添字の位置にデータがあるかどうかを調べる


ただし、データを格納する際にはハッシュの衝突に気をつける必要があります。衝突への対処については、大きく分けて2つの方法があります。

・ オープンアドレス法
衝突が解消されるまで、ハッシュ値を再計算して更新

・ チェイン法
配列の要素をデータそのものではなくデータのリストとする。衝突した複数のデータを同じ場所に格納する



今回は前者の オープンアドレス法 を採用したハッシュテーブルを実装して、各クエリを処理してください。

ハッシュテーブルは要素数 1000 の配列とし、配列の各要素にはデータそのものを格納することとします。なお、各要素の初期値は -1 とします。

ハッシュ関数 H は、入力で与えられるデータ d の長さを m として、
H(p) = (d の 1 文字目の文字コード * B1 + d の 2 文字目の文字コード * B2 + ... + d の m 文字目の文字コード * Bm) % mod

ただし、B = 997, mod = 1000 とし、文字コードは ASCII に従って変換してください。

ハッシュ値が衝突した場合は、空いている添え字が見つかるまで H(p) ← (H(p) + 1) % mod による更新をおこなってください。

クエリは以下の形式で入力されます。

1 d
ハッシュテーブルにデータ d を格納してください。

2 d
ハッシュテーブルにデータ d が格納されているかどうかを調べてください。
格納されているならデータ d がハッシュテーブルの先頭から何番目かを出力してください。
格納していないなら -1 と出力してください。
ただし、ハッシュテーブルの先頭のデータを 1 番目とします。

入力される値

Q
q_1
q_2
...
q_Q

  • 1 行目にクエリの数を表す整数 Q が与えられます。

  • 1 + i 行目に各クエリが与えられます。(1 ≦ i ≦ Q)



  • q_i は以下のいずれかの形式です。(1 ≦ i ≦ Q)
    1 d_i

    2 d_i

  • 1, 2 はクエリの種類を表し、d_i は追加または検索するデータを表す文字列です。

  • 入力値最終行の末尾に改行が1つ入ります。
    文字列は標準入力から渡されます。 標準入力からの値取得方法はこちらをご確認ください
    期待する出力

    クエリに従って出力をおこなってください。ハッシュテーブルの添え字と出力する番号に 1 の差があることに注意してください。

    条件

    すべてのテストケースにおいて、以下の条件をみたします。

  • 1 ≦ Q ≦ 999

  • d_i は長さ 1 以上 5 以下の半角英数字で構成される文字列

  • クエリ 1 d_i によってハッシュテーブルに d_i が格納されるとき、既に d_i がハッシュテーブルに存在していることはありません。
  • 入力例1

    5
    1 japan
    1 r
    2 japan
    2 r
    2 tokyo

    出力例1

    659
    660
    -1

    入力例2

    10
    2 2GzW
    1 zUM
    2 8I8m6
    2 zUM
    2 v9J6k
    1 UZ6
    1 dew
    1 UStXG
    1 w05kr
    1 d

    出力例2

    -1
    -1
    321
    -1

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