演習課題「JavaScript の四則演算 1」
右のコードでは、標準出力に「3 + 4 = 7」と、JavaScript における足し算の式とその答えを出力しています。
これに引き算、掛け算、割り算の式も同様の形で追加し、この順に 1 行ごとに表示するようにしてください。
プログラムを実行して、想定通り出力されれば演習課題クリアです!
(空白や改行に注意してください。)
期待する出力値
3 + 4 = 7
3 - 4 = -1
3 * 4 = 12
3 / 4 = 0.75
演習課題「JavaScript の四則演算 2」
右のコードでは、文字列の 99 と文字列の 1 を連結した文字列を標準入力に出力しています。
これにコードを追加し、2 つの文字列を数値に変換したときの和を次の行に出力するようにしてください。
プログラムを実行して、想定通り出力されれば演習課題クリアです!
期待する出力値
991
100
#03:JavaScriptの四則演算
このチャプターでは、JavaScriptにおける数値の四則演算と、文字列を数値に変換する方法を学びます。プログラミングに限らず様々な計算の基礎となる四則演算、およびその前段階として、正しい形で数値を用意できるようになります。
MDN web docs
https://developer.mozilla.org/ja/docs/Web/JavaScript/Reference/Operators/Arithmetic_Operators
加減乗除にはそれぞれ対応する算術演算子が存在します。
- 足し算: +
- 引き算: -
- 掛け算: *
- 割り算: /
また、ここで紹介した演算子の優先度は日常で使う計算と同じとして良いです。
また、ゼロ除算はエラーとはならず無限大(Infinity)を返します。
MDN web docs
https://developer.mozilla.org/ja/docs/Web/JavaScript/Reference/Operators/Arithmetic_Operators
ECMAScript® 2015 Language Specification
https://www.ecma-international.org/ecma-262/6.0/#sec-addition-operator-plus
二項演算子 + はその両側を見て、
- どちらか一方が文字列であれば、もう一方を文字列にして結合する
- そうでなければ両方とも数値にして和算
というような挙動になっています。
数値を計算したいが、途中で文字列が出てくる可能性がある場合は下の Number() 関数と組み合わせて使います。
この挙動を忘れていると思わぬバグを引き起こしてしまうかもしれません。注意しておきましょう。
文字列と数値を組み合わせるときは、前回紹介したテンプレートリテラルを用いることがおすすめです。
MDN web docs
https://developer.mozilla.org/ja/docs/Web/JavaScript/Reference/Global_Objects/Number
Number() 関数を用いることで、文字列を解釈した数値を得ることができます。
"5e2" などの記法でも 500 と解釈します。
MDN web docs
https://developer.mozilla.org/ja/docs/Web/JavaScript/Reference/Lexical_grammar
// から行末までは「コメント」として扱われます。
これはプログラムとしては実行されない部分で、メモや注意書きなど、コードを読む人に向けてコメントをすることができます。
なお、説明を付け加えるなどの使い方の他に、プログラムとして無視されることを利用して「実行したくない部分をコメントにする」というテクニックも多用されます。